JIYU、自由、じゆう。

29歳、何事も続かない私の頭の中です。タイトルが思い付かず、好きな言葉を並べてしまいました。

揺らぐ。

今の派遣先を続けるか、年内いっぱいで辞めるか。

毎日考える。
もちろんお金のことがあるから。

実家に住んでいたときは、アッサリと辞めることができたけど、今はそうもいかない、と思う。

今の派遣先は、暇なのが苦痛だけど、
好きに過ごせるところ、通勤時間が短いところ、
残業がないところ、とか条件的には良いところがある。


だけど、仕事内容が嫌い。

今日も突然景気払いで使う会場をリサーチしてほしい、それをリストにしてほしい、と言われたとき
辞めたい、と思った。


こういうことが嫌いなのだ。

なんだかよく分からないし、
あと、ギリギリだから会場の予約がとりにくくなっているし、


とにかく面倒くさい。電話で問い合わせたり。


以前の会社でも、こういうことはした。


社長にいきなり命令されて、ギリギリの日にちで
探して予約。

会場について文句言われたりするし、

変に責任者があることをしたくない。

これ調べておいて、って漠然としたことを言われるのが本当に嫌い。

頼むから自分でやってくれ。


私は、どうせ参加しないし。


会社の行事、みたいなのがとにかくうざい。

なんでいつまでもそんな学校みたいなことするのか分からない。
学校、戻りたいの?
私は、いや。


やっと学校から解放されたのに、まだこんなことやるの、辛い。


とりあえず、今日はやっぱり辞めよう、という方向に傾いている。

というか、お金の心配さえなければ今すぐ帰りたい。


当たり前か。

逆算して暮らしている。

ということに気がついた。
気がついた、というより、そう意識した。

仕事から帰ってきたら、寝る時間から逆算して
買い物に行って、ご飯を作って、洗濯するならして、と行動している。

夜に予定があれば、その予定が終わる時間を考えて、先にやっておくことをやる。

決まって夜、寝る時間からの逆算だ。

もっと言えば、朝、起きる時間からの逆算。

これは今に始まったことではないが、
いつからなのかは思い出せない。

小学生の時に、幼なじみと2人で、りぼん発売までのカウントダウンをしていた。
りぼんはあの、少女漫画雑誌のこと。

予定からの逆算。逆算、というほど何か計算しているわけではないけど、その日に向けた行動をとる。

それは良い。
たいてい楽しみな予定だから。


ただ、この毎日の朝起きる時間を考えて行動する、というのが忌々しい。

こうして書いてみたところで、じゃあどうする、
ということは分からない。

ひとつ確かなのは、ぐっすり眠れるようにすること。

夢なんか見ないでぐっすりと眠りたい。

念願のハニーチュロス。

今から3週間か、もしかして1ヶ月くらい前に、
ファミマでチュロスを買ったけど、
想像してた食感とは全く異なり、

とにかくサクッと感がなく、消沈した。

ことがあって今日、ミスドハニーチュロスを買った。

この1ヶ月くらいの間折に触れては、ハニーチュロス...と思い続けていた。

この間にミスドに2回位は行っている。

その時は、大好きなオールドファッションやら、
新作のドーナツやらを食べていて、
食べている最中に「ああ、ハニーチュロスがたべたかったんだっけ...」と思い出していた。


切望しているのか、していないのか、
よく分からないが、今日は買ったのだ。遂に。

ミスドに入り、トレーに載せた時
「こんなに小さかったっけ...」と思ったハニーチュロス。

今書きながら一口かじったところ、
柔らかい...

作ってから時間が経過しているせいなのか、
猛暑のせいなのか…今は夕方だけど。

残念な食感、味は美味しい。

そして、ペーパーナプキン付けてほしかった…。

何をしに来ているのだろう。

この派遣先では、することがないときは
本当にすることがない。


だけど、毎日日報を提出する決まり。

無理矢理細々としたことを書く。


やることないからネット見たりするけど、
人が近くに来たときは、マニュアルを修正するふりとかする。

適当な文章を打ち込んでは消して、とやっているときは強烈に、何をしに来ているのか。と思う。

朝から満員電車乗って来てまで。

この会社のとある部署とあまり関わりたくない。
というのも、私が頼まれたくない部類の依頼が多いからだ。
自分でやってよ、というような内容の。


することないわりに、やりたくないことが突然舞い込んでくる。
そんなの当たり前なのかもしれないけど。

あめよび

美子と輝男のやりとりは心が痛くなるほど、分かる。

「本当に愛しているなら、何故結婚してくれないの?」


これだ。
輝男が美子のことを大切に想っていることは、分かる。
ならば何故そこまで頑なに同棲も結婚も拒むのか。

美子を自分に置き換えたとしても、ほぼ同じ会話をしそうである。


なんで結婚にここまで囚われてしまうのかも、
よく分からない。

分からないけれど、

「私のこと、好きなの、嫌いなの」
「だから、好きだよ、そう言っているじゃん」
「そんなの、言葉ならいくらでも言える。ちゃんと行動で表してほしい」

そうなのです。その通り、と思ってしまうのです。

さらに、

「結婚とか※諱とかさ。おれが一番好きだって言ってるんだから、それでいいじゃない」
「ごまかしてる。結局、私のことはあんまり好きじゃなかったんだね」

そう。そういう発想になってしまうのです。
心が痛い。本当に。


※諱とは"いみな"と読み、古い風習が残る村などで自分につけられたもう1つの名前のこと。
この物語では、諱は結婚する相手にしか教えない、という風習の村で輝男は育った。


輝男のような男の人は、ある意味で子供のように素直に自負のやりたいことをやっていて、すごく惹かれる気持ちはよく分かる。

それでいて、譲れないものは何がなんでも譲らないのだ。

これが切ない。


こういう話は身につまされるのだ。

私自身も、結婚したくて堪らないのに、いつなの?という不安定な心持ちだから。

このての話は自負のことのように重い気持ちになってしまう。
が、好き。

怖いものみたさ、というやつかも。

人生オークション

「他にもたくさん同じようなものが出品されているのに、どうして自分にはこれが必要だということが彼女たちにはわかるのだろうか。他のものじゃダメ、これじゃなくちゃダメ、そんなふうに思ったことが私には一度でもあるだろうか。」

というところを読んで、確かに、と思ったら。

私は、ヤフオク!を利用したことはない。
というかオークション自体。だから正確には、
この文とは違うけれど、

何かが欲しい、これが欲しい、
と思うとそれじゃないとダメな気がする。

何かを買うときに、何でもいいけど
目についたからこれ、という時よりも、
これがいい!と思って買うことの方が多いけれど、

よく考えたらそれって不思議。

もうひとつ、

「怒らせたり困らせたりするのは一瞬でできるけど、人に許してもらうには時間がかかるんだよ、たぶん」

これもハッとした。

それはその通りで、私は、すぐに怒るけれど、
すぐには許せない。
一瞬で許すなんて出来ない。

それでも何ヵ月も何年もってことはないけれど、
何十年たったって許せないことも世の中にはあるだろう。


だけど、怒らせることは一瞬で出来る。
信用をなくすことも。

それを恐れてびくびく接するのも違うと思うけど、
なるべくなら人を傷つけずに生きていきたい。

私は、たくさん人を傷つけたことがあるし、
かってに傷ついたこともあるから難しいことだけど。


りり子のような人に憧れる。
後先を考えず、その時その時を生きているようにみえるからだ。

白石の妻は頭がおかしな女だと思うし、すごくムカつくのに、よく謝れるな、と思った。


「私がやってなくても、やったのとどこが違うの?一番大切な人たちに信じてもらえないなら、どこが違うの?これまで自分がそういう人生を生きてきたんだからしょうがない」

この状況に陥ったときに、このセリフを言うりり子はすごい。
受け入れることが出来る人なんだ。

罪のあとさき

殺人には色々な理由がある。

殺しても良い理由、というものはないとしても
仕方ないよね、と思う理由はある
と思う。

私は猫がとても好きだし、そもそも殺してみたかった、という動機で動物を殺す人間は許せない。

この物語は、
14歳で同級生を殺害してしまった卯月と、
同時同じクラスだった楓が大人になって出会うところから始まる。

卯月は子供の時から何かしら脳の障害が疑われているが、何の障害がは明らかではない。

見たものを写真のように記憶できる能力がある一方で、幼稚園から中学に上がるまでずっと一緒だった同級生の名前は覚えられない。


そんな卯月は中学で渡辺楓に出会い、一目惚れをする。

親しい友人や、好きな女の子の名前は覚えられるようだ。


クラスではジロちゃんと、永森と過ごしている。

妹の千尋も何かしらの発達障害で、3歳になっても言葉を話すことは出来ず、赤ん坊のように泣くことで何かを伝えようとしている。

そして母親はノイローゼ気味なのか、少し様子がおかしい。

楓は、初め殺人の過去がある卯月とどう接してよいのか迷うが、少しずつ、惹かれていく。


卯月は何かどこかが変わっていて、人を殺した、ということに罪の意識がないのではないか、とも思える。


「これは殺すべき命だ」

と思って実行した卯月が怖い。
「殺すべき命」とは、何なのだろう。


やはり普通ではない。悪い意味で。


千尋が唯一言葉を放つシーンがある。

「こわい」

というのだ。

母親と、父親と兄に向かって。

こわい。こわいよ、確かに。

卯月が永森を殺した理由をみていても、
仕方ないよな、とは思えなかった。

ただ、永森は最低な人間だとは思う。


この物語は何となくハッピーエンド風だが、
この後はどうなったのだろう。

少なくとも、私が楓だとしたら、真実を知った時に
それでも卯月と一緒にいられる気がしない。

あのあと、2人はどうなったのだろう。