JIYU、自由、じゆう。

29歳、何事も続かない私の頭の中です。タイトルが思い付かず、好きな言葉を並べてしまいました。

コーヒーをもう一杯

カフェが舞台の物語は、だいたいが店主と、そこへやってくる客とのふれあい模様や、人生がメインになっていて、「こんなにほっこりしててこの店よくやっていけるな」というものが多い。


この小説は、それとは違って、カフェを実際に立ち上げていく過程がしっかりと描かれている。

カフェを開こう!的な実用書よりもリアルで、お店を立ち上げる流れがよく分かる。

そしてとんとん拍子に良い展開にならないところが現実味がある。

主人公は、冒頭で彼氏に振られ、人生どん底
のように始まる。

初めは正直、主人公のことは全然好きではなく、
この女痛いな、位だったが、読み進めていくと、

ここまでいじめるとは、作者は何かこの主人公に怨みでもあるのか…?

と思えてくる。


壮絶な目にあうわけではないが、、、
なんというか、嫌なヤツらがよく出てくる。

その感じもリアルに思う。

カフェを甘い気持ちで始めてしまった人の顛末、
で勉強になった。