青色賛歌
男性作家の、日常を描いた小説を読むのは久しぶり。
(又吉さんのは自分の中で別枠)
当たり前だが、男同士のやり取りがリアルだ。
いや、実際のところ、男だけで会話しているところを盗み聞きしたことはないので分からないけど、
女の人には書けないシーンだと思う。
ここのところずっと読んでいた女性作家の小説では、まず、それぞれの登場人物の年齢は明らかにされていた。
ところが、この話では、主人公以外は年が分からない。主人公の年さえ、ぽろっとでてきて判明した。
これはたまたま、この作者の場合だからかもしれないが、あまり年齢とか関係ないのかもしれない。
あと、主人公の彼女みたいな女の人が登場しがちだが、こういう人を求めているのだろうか。
といつも考える。
全体的には、つまらなくはないが、読み終わったあとに、とくに何も沸き上がってこない、話でした。