貧乏性という見方があったとは。
使わないように心掛けている言葉がいくつかあるが、最近は「せっかく」に敏感だ。
読んでいた小説で、「せっかくの休みなんだから」という妻に対し、夫が“貧乏性だ”といったセリフを言うのだが、その時びっくりした。
そうか、せっかくだからって貧乏性なのか…
私は、すごく共感したのだ。
確かに、なんかもったいない、みたいな感じで使うよな、と。
心屋さんの本にも、せっかくハワイに来たのだからだからあれもこれもやっておかないと、というのは
どこかで、ハワイにはもう来られないと思っているから、というような事が書いてあった。
「せっかくだから」も色々な場面で使うから、
絶対禁止!とは思っていない。
ただ、休みの日に「せっかくの休みなのに」と思うと滅入る。ますます明日からの仕事が嫌になる。
普段行かない場所へ出掛けた時も、せっかく来たのに行きたいところへ行けなかった、とか、
食べたかったものが食べられなかった、と思うと険悪になる。
そんな訳でなるべく“せっかくだから”という風に
考えないようにしている。
以前は、デートで予定外の行動をしたり、無駄(と私が感じていただけ)な時間があると、渇れに対して「せっかくのデートなのに、台無しだ」と内心腹を立てていて
そんなオーラを放っていたので、雰囲気が悪くなることが多々あった。
けれど、「いつでもまたデート出来るし」と思えば
腹もたたないし、その時その時を楽しめるようになった。
なかなか良い影響があるし、せっかくだから続けてみよう。